ざくざく【郷土料理の紹介】

切り方、食材によって地域の違いがある

 一度聴いたら忘れられないネーミングの郷土料理「ざくざく」。
現在は二本松市の慶事やお祭りごとで食べられる郷土料理のひとつで、地域や家庭によって様々なざくざくがあります。
「ざくざく」の名前の由来は諸説ありますが、本来は昔、自宅で行う時のお葬式の料理だったそうです。
お客様の数が予想できない場で野菜などをすぐに増やすことができる、大根やしいたけ、人参、里芋、ごぼうを細かくざくざくと刻むことで野菜のどの部分も活用できる、など生活の知恵であったことがうかがえます。
 その後広く慶事や祭り事にも食べられるようになり、中に入れられる具の種類や切り方によって祝議不祝儀に対応していった、といういわれもあります。
 

農家民宿に宿泊の際はざくざくを始め、二本松の郷土料理を食べられるかもしれません。
数件の農家民宿に宿泊し、各家庭で食べられる“ざくざく”のこだわりや特徴を聞いたり、切り方や味付け、使う食材の違いを感じながら味わうのも宿泊の楽しみの一つ。

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